そもそも何故、不登校になってしまうのか?
親からすれば分からないことだらけだと思います。
・今まで普通に過ごしていたのに
・あんなに頑張っていたのに
・真面目でしっかりしていたのに
そんな子が突然学校になってしまうと、
「何故うちの子が?どうしたの?」と感じてしまうと思います。
特に親からすると不安や焦りなど、色んな感情が渦巻いてしまいますよね。
今回は、過去に不登校を経験した夫婦である私達が
不登校の当事者としての目線、そして定時制高校という環境で
周りの元不登校と親しくなったうえで知ったリアルな「不登校の原因」について
書いていきます。
パパのケース:居場所が無かった
自分の場合は、よくSNS上でも発信していますが、
「学校に居場所がなかった」という原因が大きかったです。
もっと簡単に言えば「学校では浮いた存在」だったんだと思います。
皆と楽しめることも「楽しい」と感じることもなく、
なにか一生懸命に取り組んでも、うまく結果に残すことが出来ない。
悪いことをするわけでもないけど、良いところが何もない。
世間的に見たら、「真面目でおとなしい生徒」だったと思います。
明確にイジメられたとかいうこともないけれど、
「誰でもからかってもいい」存在でした。
1年生の後半から2年生までは五月雨登校で、週に何度か学校には行っていたような
状態でしたが、3年生に進級した際に「明確にクラスには居場所がない」と認識し、
完全に登校しないような状態になりました。
今思えば通っていた学校の校風や学年の雰囲気も、
性格的に静かな自分にはあっていなかったのかも知れません。
ある時、学校の先生達と親子で話あう機会がありました。
色々話したあと、自分だけは先に車に戻され、両親と先生だけで話す時間が作られました。
車の中で「明日からどうなるんだろう?」「怒られるのかな?」
そんな不安な気持ちで車内で待ち続けていたのを覚えています。
数十分が経ち、(体感は数時間)学校からでてきた両親の顔は
とても悲しそうだったのを今でも覚えています。
車内で母は泣きながら自分に謝り続けました。
普段は寡黙な父も「ごめんな」と謝ってきました。
自分は何が起こっているのか、わかりませんでした。
端的にいうと学校側から言われたのは
「家庭内の問題」で学校に行けないというものでした。
自分には意味がわかりませんでした。
確かに両親のどちらにも欠点はあります。
かなり強いていうのであれば、
母はやや過干渉気味でしたし、
父は寡黙であまりコミュニケーションを取るタイプではない。
「お母さんあるある」「お父さんあるある」そういうレベル感のものでした。
家族仲も別に凄くいいわけではないけれど、普通に休日は出かけるぐらいの仲。
大人になって振り返っても、両親が原因だとは思えませんでした。
当時、私が学校にも親にも「なんで学校にいけないのか分からない」と伝えていました。
学校に対して、違和感があっても今後の関係性を考えたら「学校に対してネガティブ」なことを伝えるのが怖かったからです。
そんな中、学校は両親に「家庭が原因」と一方的に押し付けてきたように感じました。
「ああ、自分が学校に行けないせいで両親まで巻き込んでしまった」と感じたのを今でも覚えています。
大人になって改めて、学校に行けなくなった理由を聞かれて答えるとすれば
「クラスに居場所がなかった」そう答えます。
ママのケース:学校での人間関係のこじれ
私は、小中は特に問題なく過ごしました。
自分で言うのも違うと思いますが、比較的成績も良かったですし、友達も多い方だったと思います。
ですが、高校に進学してから状況は一変しました。
学力面では問題なかったのですが、普段仲良くしていた友人達から突然、仲間外れにされるようになったのです。
恐らくきっかけは友人の1人と部活のポジション争いをしていた関係だったのかなと思います。
時には私に聞こえるようにわざと悪口を言われたこともありました。
イジメに近いものだったと思います。
(生々しいので、具体的な内容は避けます)
そこから、私は精神的に不安定になり、学校に行けなくなりました。
担任の先生は一生懸命に、サポートをしてくれていたのですが
もう私は「今の環境で生きていける気がしない」と思い詰めて、
2年生の時に退学。
そして、もともと仲良くしていた子が通っている定時制高校を紹介されて
再受験し、また高校生活をスタートしたのでした。
元不登校の同級生達の場合
定時制高校という環境なので、年齢も違えば、それまで生きてきた境遇も違う生徒が多い環境でした。
そしてその中には、私達夫婦のように男女とも「不登校経験」がある生徒も多かったです。
常に「学校に行けてなかった話」をしていたわけではありませんが、
たまに雑談の中でお互いに「学校に行けなかった理由」を話す機会はありました。
・「先生との関係性が難しかった」
・「同級生と馴染めなかった」
・「学校でいじめられた」
・「居場所がなかった」
・「コンプレックスを馬鹿にされた」
・「学校に行くのが苦痛だった」
理由は人それぞれでしたし、もしかしたら友人同士との会話でも本当のことは話していない子もいたかも知れません。
しかし、少なくとも私達の周りの元不登校の人達は
誰も「親」や「家庭環境」を理由として挙げることはありませんでした。
(文章にするのは難しいですが、損得感情を抜きのフラットな友人じゃないと分からない温度感で本音ではないかなと思います)
元不登校としては「本人と環境」との相性が大きいと感じる
不登校といっても様々な形があって、原因が一人ひとり違います。
ですが、私達夫婦の経験や、周りの元不登校の同級生などを見ていると、「学校やクラスの環境」が不登校の原因の大半を占めているのかな?というのが本音です。
職場と同じで、どんなにホワイト企業として知られている会社でも
部署や上司によってはとてもキツイ環境になります。
それが学校の場合は、担任の先生やクラスのメンバーなどによって、大きく違います。
ある人にとっては最高のクラスでも、別の人からしたら最悪のクラスかも知れない。
(例えば〇組の場合は皆楽しそうだけど、〇組は雰囲気が悪いなど)
そんな本人とクラスの環境、そして先生との相性など様々な要因が掛け違える形で、不登校になってしまうのではないかと思います。

